こんにちは。
今回のブログを担当する2年の野上大翔です。
福大附属若葉高校サッカー部は、現在、新体制
で活動している。
つい先日、新チーム初の対外試合として筑陽学
園と対戦した。
結果だけ見れば0対0のドロー。しかし、内容はほぼ相手チームのワンサイドゲームと言っていいだろう。筑陽学園も新チームであったにもかかわらず、圧倒的な力の差を見せつけられた気がした。試合直後、半ば絶望的にも似た強い焦燥感にかられたのは私だけではないだろう。
それでも時間が経つにつれ、私は考えを改めるようになった。「これは逆に好機ではないか」と。人は逆境に立つと、ネガティブになりがちである。しかし発想を逆転させれば、逆境に立たなければ、人は無難にしか過ごさないのではないか。
艱難辛苦を乗り越えてこそ成長するものだ。
敗戦は辛いことだが、学ぶことも多かった。だから,ここで成長する機会を与えられて有難いと思うべきだ。
ところで,3年生の引退後,1,2年の選手日記には、
「あの3年生でさえベスト8の壁を…」
「あの基準でさえ…」
という後ろ向きな発言が散見する。確かに3年の先輩方は偉大だ。諸先輩方の導きがなければ、私たちの今はないだろう。だが、だからといっていつまでも雲の上の存在だと崇めるだけでいいのだろうか。
そんな弱腰では,福岡県の代表はもとより全国の頂点に立つことなど到底できはしない。先輩方も私たち後輩が弱気でいることを望んではいらっしゃらないはずだ。それを筑陽戦後に改めて感じた。
奇しくもワールドカップ日本対コスタリカの試合後,堂安選手がインタビューで発言したことは記憶に新しい。背水の陣で臨むスペイン戦を前に彼は「最高の状況」と言ってのけたのだ。
「日本国民の期待に応えたい。これで燃えない男は、このメンバーにはいない」のだと。
まさに今の私たちも同じではないか。支えてくださっている方々の期待に応えるのは今だ。今こそポジティブになるべき時だと思う。
頭は冷たく心は熱く。
チームの皆さん,敗戦を通じて自分たちの長所も短所も冷静に分析しつつ、全国大会初出場・初優勝を絶対に果たすという強く熱い決意を持ちましょう。
そしてより高みを目指してチーム一丸となって頑張りましょう。
野上大翔(のがみやまと)
u12所属 サガン鳥栖u12
u15所属 サガン鳥栖u15