今回の選手日記を担当します。
2年 川上礼偉です。
明日の2月3日(土)に新人戦福岡県大会決勝戦が行われる。
ここに辿り着くまでを振り返る。
3年生との最後の試合が終わって約2ヶ月半が経った。
あの試合は大好きな先輩方とのラストマッチとなった。そこで自分は何もできなかった。
後半から攻め時になったら入れるからと監督に言われ、出場の時を待った。
そして行くぞと言われ監督と戦術の話をしているその瞬間にコーナーキックから失点をした。
その瞬間を自分も監督も見ていなかった。
そして試合に入ってから約15分、精神的にも冷静さを保てず何も出来ないまま試合が終わった。ホントに呆気なく終わらせてしまった。
試合終了のホイッスルがなってからロッカールームに下がるまで、顔を下げずにスタジアム全体を見渡した。
これが選手権福岡県大会準決勝の舞台だと。
素晴らしいスタジアム、たくさんのサポーター
、勝利を称える拍手、勝者の顔、全てを目に焼き付けた。必ずこの舞台に帰ってくる。そう胸に誓った。
そして新チームとなった。自分が最高学年となった。今までにない責任感を強く感じた。
皆さんご存知の通り若葉高校サッカー部のFWを牽引してきた2人の先輩は、すごい選手だった。
福岡大学に進学して1年生ながら、活躍している合戸晴矢くん、そしてサニックス杯ベスト11にも入った渡辺陽平くん。
FWとしてのバトンは受け継がれる。陽平くんはあの敗戦の後のミーティングで自分にバトンを渡してくれた。
だからこそ自分なりの形、自分のやり方でそのバトンを輝かせようと思った。
点を決める。
1番分かりやすくてシンプルなことだ。
だが1番はチームを助けることだ。どんな試合でも点を取るのが自分の仕事。点を決めることでチームを勝たせる。
年末年始の試合を重ねることで自分の形、点のとるパターンを掴んできた。
そして新人戦が始まった。
2回戦、3回戦、準々決勝と続けて点を取れた。
だが先日の準決勝東福岡戦。
点を決めるどころか攻撃すらまともにさせて貰えずにいた。
守備のみんなが粘ってくれて試合はPK戦。
勝利を掴み取ることが出来た。東福岡という伝統校を倒すことが出来て、福岡県の序列を崩し始めていることを示した試合。
嬉しいはずなのに、悔しさが消えなかった。
攻撃が出来ていないのはFWである自分に責任がある。チームのみんなに勝たせてもらった試合だった。
だが次の決勝戦は簡単に辿り着くところではない。
その舞台に立てることを全力で楽しみ、今度は自分がチームを勝たせる。点を決めて、若葉高校を始めて福岡県の頂点に立たせる。
勝って、見たことの無い景色をチームみんなで見たい。
先輩方への恩返しは結果で示すしかない。
明日の決勝戦、死に物狂いで勝利を掴み取り、福岡の歴史を変えます。
絶対に勝ちましょう!!!
川上礼偉(かわかみ らい)
U12所属:西南FC
U15所属:西南FC
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