今回選手日記を担当します。二年 重松怜音です。
前回の選手日記から四ヶ月が経った。
この四ヶ月の間で公式戦が三つ、遠征が二つと数多くの試合を経験してきた。
公式戦と遠征からそれぞれ一つずつ、自分が一番成長できたと思える出来事を書こうと思う。
まずは、関西・沖縄遠征。この二つに共通することは、場所が遠いため長時間移動での試合だったという事だ。日頃、福岡から出る事がない県リーグで戦っている私達からすると、慣れてない状態での試合で最初は体も重く、いつものプレーを発揮する事が難しい。しかし、プリンスやプレミアリーグで戦っているチームはこれを毎週行い、自分達とは比にならない強度と緊張感の中でサッカーをしている。そんな日頃経験できない事が出来るとても貴重な遠征だった。
次に新人戦。結果だけ見れば県で2位を取っているため、周りからすると凄いと思われるだろう。しかし、内容を振り返ると、自分達の目指すサッカーが通用したのか、練習通りを試合に出せたのか、などを考えると全く出来ていない。相手にずっとボールを持たれ、自分達はブロックを引いて守るばかり。準決も決勝どちらも70分で決着をつける事ができず、PKにまで持ち込む試合展開となってしまった。まだまだ自分達の力の無さを痛感させられる試合となった。この課題を来年の自分達の代の新人戦の時には内容も結果も圧倒できる事を目標にこれから頑張っていきたい。
そして、
今週末には、インターハイが始まる。
「0-6」。
この数字に何か感じるものはないか。
これは去年の五月二十八日に行われた福岡県インターハイの東海大福岡戦でのスコアである。
当時の私はこの試合をほとんどベンチからでしか闘えず、見守ることしかできなかった。試合に出れなかった自分に対する悔しさも大きくあったが、それよりも引退もかかっていた三年生がいる中で、このような終わり方をした試合内容に、とても恥ずかしく申し訳ない気持ちじゃ済まないほどであった。
私は試合に直接的に関われていないため、内容どうこうは言えないが、あの時の気持ちは一年たった今でも本当に忘れられない。沢山の方々に応援をしてもらってる中、福岡県のベスト四を争うとは思えないほどの試合内容に後悔してもしきれなかった。しかし、その一年前の悔しさを晴らす舞台がやっと目の前まで来ている。今の若葉高校なら確実に優勝を狙えると私は思う。そんな簡単なことではないが、福岡の歴史を変えるのは今しかない。今回のインターハイを自分が優勝に導くという強い意志を持って、口だけじゃなく結果で若葉高校の強さを世に知らしめるためにも、一戦一戦を死ぬ気で闘い抜き、チーム内の目標である「全国大会 初出場 初優勝」のスタートラインに立てるよう、全力を出し切ります。
長くなりましたがこれで終わりです。 最後まで読んで頂きありがとうございました。
インターハイでも若葉高校サッカー部へ、最高に熱いご声援をよろしくお願いします!
重松怜音(しげまつ れおと)
U12所属:アビスパ福岡u12
U15所属:アビスパ福岡u15
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