今回選手日記を担当します。サッカー部2年の谷口蓮仁です。
10月26~11月4日 2回目の選手権
1回目の選手権はスタンドから見る景色であったが2回目の選手権はベンチから見る景色となった。自分が望んでいたピッチに立って選手権を肌で感じることはできなかったが、メンバーになり、試合会場に入る前、ベンチに入り、ミーティング、ハーフタイム、勝利したあと、負けたあとのロッカールームいろいろな場面を経験して気づいたことがある。
「覚悟」
「覚悟」とは辞書で引くと、
多大な努力がいるのを予測して努力することや心の準備をあらかじめすること。であるそうだ。
選手権とは喜びや楽しみが大きい舞台と同時に一瞬にして終わりが来る舞台でもある。
私はそこの場でプレーができるチャンスがあることを楽しみにしていたし本気でチームの勝利を掴むためにベンチからでも、応援をする立場だとしても、チームに貢献しようと思っていたが自分は2年生だから来年がある、と心のどこかで思っていたかもしれない。
3年生にとっては最後の選手権であり初出場初優勝を叶えれる最後のチャンスでもあった。ましてや高校でサッカーを一区切りにする。そんな3年生もいた。だからこそ覚悟して毎日毎日選手権までの日々を過ごしていたと思う。
しかし3年生に比べて自分にはその覚悟が足りていたのか。 東福岡戦、またその前の高稜戦での選手権が始まるまでに誰にも負けないような多大な努力をしていたのか、振り返ると全くできていなかったし、交代枠として流れを変えれるようなチーム戦力にも満たしていなかった。
戦力になれていない。1年、2年、学年が上がるにつれて焦りが出てくる。この現状を変え、ちゃんとピッチにたって自分の力で勝負をする。
今チームは次の目標に向けて動いている。プリンスリーグ参入戦や球蹴男児D1昇格戦、そして自分自身もすぐに3年生になり、自分の代となる。新人戦やインターハイ、選手権はあっという間にやってくる。
今回の選手権を終えて感じれたこと、そして若葉高校にはサッカーでも、1人の高校生としても尊敬できる3年生がたくさんいる。今まで3年生にはたくさんの場面でお世話になり、全国大会などの自分が経験したことの無い場所まで連れて行ってその景色を見せてくれた。そんな3年生に残りの時間少しでも気持ちよくサッカーができるような環境とプリンスリーグ昇格戦を笑顔で勝って終われるよう、私がチームの戦力として貢献できるようにする。これを短期目標とし、3年生とのサッカーができる時間を心の底から楽しみ、そして吸収していきたい。
選手権が終わった今からがまたはじまりであると考え、残りの高校サッカー生活、「覚悟」して1日1日を大切に励んでいきます。
谷口蓮仁(たにぐち れんと)
Uー12所属:三奈木sss
Uー15所属:Gullid Asakura u15
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