今回の選手権日記を担当させていただきます。
3年生の滑石蓮二です。
「唯一無二のプレースタイル」
私は高校3年間プレースタイルを変えることもなく、「走る」ということをベースにフォワードや右サイドハーフでプレーをしてきた。
私のそのようなスタイルは他の人と比べてとても特化しているという訳ではなく、特化しているというよりは得意なことだと思う。
この3年間数々の大会を経験し、杉山監督から試合に出るチャンスをもらった時に私は絶対に同じことを言われた。
「相手を追いかけまわして相手を疲れさせ、得点に絡め。いっぱい走ってこい」
私は、スターティングメンバーにいつも入っていて試合のメンバーにも絶対に入れる選手ではなかった。そのため、もらったチャンスを無駄にしたくなく、試合に出してもらうと多くスプリントをし相手を追いかけまわした。得意なクロスや裏抜けを意識していたが、思うようにはいかず試合に入れないことも多い。そして、期待に応えられず後悔し落ち込むことがたくさんあった。
だが、落ち込むだけでは技術は上達しないし、上達させるため試合の反省をし、日々の練習では試合に出た時のイメージをして得意なプレーを活かしてきた。その中でも、「走る」ということは絶対に欠かさず取り組んでいる。
「走る」ということに対し、私は尊敬している選手がいる。
それは、現在2年生の鉄留千尋だ。左サイドハーフをしていて、試合中には誰にも負けないフィジカル、そして、スプリントや体力を活かしプレーをしている。更に、鉄留の凄いところは、90分間走り続け、得点にも多く絡んでいるということだ。
私は試合中に鉄留を見ていて、すごく魅力的に感じている。先輩として負けていて情けないとも思うが、彼は、「走る」ということから色々なチャンスに関わり、得点をし活躍をしている。そのような姿を見て負けられないと思うし勇気をもらっている。
このように、3年間では、1つの技術や得意なことを磨き続けることで、チャンスにも関わり結果がついてくると私は学んだ。
シュート、ロングスロー、スプリント、パス、ディフェンスなど、どれか1つ自分自身が得意な事があればその1つを磨くのは本当に大切だと思う。
もし、憧れるプロ選手がいて、あの人を真似したい。あの人みたいになろう。と思うのも良いと思うが、その選手にはなれないし自分は自分ですし強みを活かしていき、更にその強みをコツコツとレベルアップして誰にも負けない唯一無二のプレースタイルを手に入れるべきだ。
私は高校3年間「走る」ということをベースにサッカーをしてきたが、まだまだ足りないところばかりだと思うので、残された1ヶ月間たくさん走って自分の特徴を活かしていきたいと思う。その中でも、チームに貢献できるよう頑張っていきたい。
そして、最後にプリンスリーグに昇格出来るようみんなで力を合わせ頑張っていきましょう。選手権では悔しい思いをしましたが、その思いを忘れずチームで戦っていきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
滑石 蓮二 (なめいし れんじ)
Uー12所属 : 鯰田FC
U-15所属 : 川崎FC
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