今回選手日記を担当する3年相田蒼太です。
「覚悟」
これはスポーツに関わる人のみではなく、さまざまな分野で一流と呼ばれる人たちが必ず持っているものだと思う。
覚悟の意味は困難なことをやり遂げる決意を持つことである。自分にはこの覚悟が足りていない。そう感じたきっかけは新人戦と怪我だった。
私は新人戦が始まる少し前に怪我をした。しかし、新人戦のメンバーに選ばれていたので「メンバーから外されたくない」「試合に出たい」という気持ちから怪我を隠して練習や試合をしていた。
新人戦が終わるまでは怪我を隠し通すつもりだったが思うように体が動かず、いつも通りのプレーができなくて自分の中でモチベーションが下がっていった。
練習でもミスをする場面が増えたが心のどこかで怪我をしているから仕方ないという甘い気持ちがあった。この気持ちが自分に覚悟が足りなかった証拠だと思う。
そんな中、新人戦で私は小倉東戦に出場させていただいた。調子は上がっていなかったが、試合に出るのが楽しみだった。そして迎えた試合にスタメンで出場した私は前半終了後に交代した。悔しかった。チームの戦力になれず、攻撃でも守備でも決定的な仕事をすることができなかった。
せっかく試合に出れたのに結果を残すことができなかった。
試合後、学校に戻りミーティングのときに監督からお言葉をいただいた。その内容は怪我を隠してやるなら最後までやりきれという内容だった。この話をされたときに改めて自分の覚悟の足りなさを思い知った。
怪我を言い訳にできるほど甘い世界ではないこと、怪我を隠す決意をしたなら自分の体がどんなにボロボロになってもチームのために戦うこと、たとえ自分が試合に出れなくてもチームのために声を出すことなどすべてにおいて覚悟が足りなかった。
新人戦は今年も自分にとって悔しい大会となった。
新人戦が終わり最近ある本に出会った。
「覚悟の磨き方」
この本は自分に足りなかった「覚悟」を磨くために大切な心、精神、考え方などさまざまなことを教えてくれた。
特にこの本の中の「ひとつのことに狂え」という言葉が心にささった。
この言葉で気持ちの甘さを見つめ直した。
これからはサッカーに対して狂うくらいの覚悟を持って向き合っていく。
高校サッカー終了までの残り期間が1年を切った。
今年は今後の人生に関わる重要な1年になると思う。文武両道で悔いのない1年にしたい。
インターハイ、選手権でチームとしての目標、そして個人の目標を達成するために覚悟を持ち、真摯にサッカーに取り組んでいく。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
相田蒼太(あいだそうた)
出身チーム(U-12):カメリアFC
出身チーム(U-15):CA.グランロッサ
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