野上大翔(新3年)
シーズン開幕を前にして、チームは好調な滑り出しである。新人戦の福岡県大会準優勝を皮切りに、九州新人大会出場、サニックス杯4位、沖縄招待サッカー大会出場。どれもかなりハイレベルな大会であり、そこで結果を残すことができたのは幸いであった。まずは貴重な経験ができたことに感謝したい。
ひとつの大会を終えるたびに我々は大きな成長を遂げていると実感する。例えば、新人戦県大会での攻撃パターンは引いて守ってからのショートカウンターが多かったが、つい先日開催の沖縄大会では、後ろからビルドアップをしてボール支配率も五割に持ち込めた。こうした成功体験の積み重ねからチーム内における要求のレベルも高くなってきており、各人の勝利への執念も増してきている。
そこで思い出されるのが先日大興奮のうちに幕を閉じたWBC決勝戦直前、大谷翔平選手が仲間にかけた一言だ。「憧れるのはやめましょう。野球をしている人ならば誰でも知っているような人ばかりですが、憧れていては超えられないので。僕らはトップになるためにここに来たので、憧れるのはやめましょう」。大谷選手がこの名言を残せたのは、これまでの努力に対して揺るぎない自信があったからに違いない。野球とサッカー、競技は違えどトップを目指す人が口にすることには相通ずるものがある。
シーズンが始まれば、そして勝ち進めば我々も必ず誰もが知る強豪校とあたることになる。その時にいかに自分たちを信じることができるかで勝敗を分けるだろう。格上のチームだからと受け身になるのではなく、これまで培ったチーム力や個人練習で積み上げた個の力を信じて貪欲に勝ちを取りにいくべきだと思う。
もうすぐシーズン開幕。目指すは県リーグ一部優勝、さらに全国大会初出場・初優勝。正念場で自分たちを信じ抜くために、今、全国のどのチームよりも洗練された練習をしていきましょう。そして必ず目標達成してみせましょう。
最後になりましたが、若葉高校サッカー部への応援を引き続きよろしくお願いいたします。
吉住気喬(新3年)
県大会、九州大会、サニックス杯、沖縄遠征と去年とは違ったプレシーズンをすごし、チームとして、個人としてもすごく自信がつきました。
不安だった新人戦前のチーム状況からやれるかもしれないという自信に満ち溢れていると感じています。
出場することだけですごいと感じていたサニックス杯も結果を残すにつれて負けた時の悔しさはこのチームの成長に繋がっていると思います。
県大会まではリトリートして我慢してカウンター1本のサッカーでした。サニックス杯でもこの守りのサッカーが通用することがわかったのはひとつの成果でした。
しかしこの新チームの特徴のひとつであるどんなこともできるサッカーをレベルアップするために今回の沖縄遠征ではミスを恐れず積極的にビルドアップをチャレンジすることができました。
予選リーグの試合ではリーグ戦での試合の進め方、時間帯などを考え、チーム全員で共通意識を持って試合に臨むことができました。
結果は4位という悔しい結果で終わってしまいましたが、チームのレベルアップに繋がるすごくいい経験でした。沖縄遠征で目標としていた「タイトルを獲る」という目標は達成できなかったので、これからはタイトルにこだわりたいと思います。
個人としてはこれまでの試合を通して、対人の守備は通用することがわかりました。自分が相手のキーマンを止めることで失点のリスクを減らし、いい流れを作っていきたいです。
しかし連動してボールを奪うことがまだできていないと感じたので、グループでボールを奪うことをこれからの課題にしていきたいと思います。
キャプテンとしても後ろからチームを支えて、このチームに欠かせない存在になりたいです。
初めの頃は心配されていたこの新チームが結果を残すたびに周りの人からの評価や見る目が変わってきました。
今はまだプレシーズンなのでできるだけの準備をしていこうと思います。
これからは結果にこだわり、県リーグ・インターハイ・選手権の三冠を目指して頑張ります!
これからも若葉高校の応援をよろしくお願いします!