今回の選手日記を担当します。福大若葉高校1年の山方翔大です。
私は、選手権という誰もが夢見るような舞台に出場させて貰った。
周りのチームメートは、インターハイを経験していたり、国体メンバーに入っていたり、全国大会を経験していたり、大舞台でのプレー経験がある。しかし、私には何一つ経歴がない。そんな私が、選手権という舞台に立つことに私自身少し不安を持っていた。
いざ、ウォーミングアップをするためにピッチに立つと衝撃を受けた。1年前までは、テレビ画面で見ていた場所に居る。テレビに映るものとは迫力が違う。この時、改めて若葉高校に来てよかったと思った。そして、私は不安というより、サッカーを心の底から楽しむ気持ちが勝っていた。
試合が始まると、ボールを追いひたすら走り、自分にできることはやっていたと思う。しかし、FWとしての役目得点を奪うことは出来なかった。福岡のトップに今のままの自分では通用しないことを痛感した。試合は敗北しロッカールームでは、先輩方の涙を見た。選手権の楽しさとは別に、たった1つのプレーでサッカー人生が終わってしまう、怖さについても知ることができた。
もう二度とこんな終わり方、こんな涙は見たくない。全国で、最高の終わり方をできるチームは1チームしかない。そこを目指して、日々の練習に取り組むようにする。
私は、上記に述べた通り何一つ経歴はない。だからこそ、いつも下から這い上がってきた。
今、新チームが始動している。今の私は、不動のレギュラーと呼ばれるような存在でない。だから、例え新チームでベンチやベンチ外になったとしても、何度でも這い上がれるようにする。そして、もう一度選手権という舞台に立ち、今度こそはFWとしての役割を果たし、福岡の歴史を変えれるよう、日々精進する。
山方翔大(やまがた しょうた)
U12所属:Gullid Asakura u12
U15所属:Gullid Asakura u15
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