今回の選手日記を担当します。
2年 延壽晃太郎です。
「あの1本を決めていれば」
選手権はインターハイと同じ相手に敗れ、ベスト8で終わった。
試合が終わってからも、この後悔でいっぱいだった。
自分はシュートが得意。
右足、左足、頭。どんなボールでも、どんな状況でも、点を取れるチャンスがあるのなら怪我をしてでも点を取りたい。
そんな自分が得意としている武器でチームを勝たせられなかったこと、そして何より3年間この大会に向けて準備してきた3年生に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
選手権で敗れ、情けない気持ちはもちろんあったが、自分はたくさんの人に支えられてサッカーができているんだと改めて感じ、考えさせられる大会でもあった。
試合の会場に行けば小学校や中学校のチームメイトが声をかけてくれたり、その保護者の方が声をかけてくださったり。
高校の友達が試合前日に声をかけてくれて、実際に観に来てくれる。
毎日自分のためにサポートしてくれる親、どんなに遠くの遠征でも自分たちのサポートをしてくださる保護者の方、自分たちより先に練習の準備をして待ってくださるスタッフの方や監督。
自分たちがこのような素晴らしい環境でサッカーができているのも、誰のおかげで、どれだけの人の手が加わってできていることなのか。
そして、選手権が終わってもプリンスリーグ参入戦に向けて私たち1.2年生に力を貸してくれる3年生。今まで頼ってきた存在がいつまでもいるわけではない。
今までお世話になった3年生を気持ちよく送り出すためにも、私たち1.2年生は3年生が安心して若葉高校サッカー部を任せられるような行動をしていかなければならない。
高校サッカーもラスト1年。
まずは新人戦でタイトルをとり、インターハイ、選手権。
この2年間たくさんの人に支えてもらった分、今度は自分がチームに恩返しできるよう、自覚と責任を持って行動していく。

延壽晃太郎(えんじゅ こうたろう)
U-12所属:LA那珂川SSC
U-15所属:FC.LAPASION
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