今回選手日記を担当します。若葉高校サッカー部 2年の相田蒼太です。
今回が今年最後の選手日記になると思うので1年の振り返りについて書きたいと思います。少し長くなりますが最後まで読んでいただけたらありがたいです。
「新人戦」
少し前まで1年生のリーグで一緒に戦っていた選手たちが新人戦のメンバーに選ばれている中、自分は選ばれなかった。とても悔しかった。選ばれない理由、自分に足りないものが分かっているのにそれを改善しようとしなかった自分に腹が立ち、後悔をした。
新人戦が終わりインターハイまでの期間、自分の長所、短所、どうやったら試合に出れるか、チームの状態、各選手の特徴などいろいろなことを考え、分析し練習に取り組んだ。そうすることによって少しずつ周りとの連動がうまく行き始めた。
「インターハイ」
メンバーに入ることができた喜びと同時に試合に出て活躍するという新たな目標が生まれた。しかし、出場できたのは少しだけで何もできなかった。チームが優勝できてとても嬉しかったが、心の奥には試合に少ししか出れなかった悔しさがあった。もっと試合に出たかった、もっとチームに貢献したかった、という感情が込み上がってきた。
新人戦と同様にまた悔しい結果で大会を終えてしまった。しかし、下を向いてる暇はなかった。なぜなら10月にある選手権のメンバー争いはもう始まっていたからだ。インターハイが終わってから、サイドハーフで試合に出る機会があった。自分がサイドハーフに置かれている意味を考えた。スピードがあるわけじゃない、ドリブルが得意なわけでもない、自分の武器について考えた。自分の武器はキックの精度と周りを見て考えながらプレーできることだ。この視野の広さとキックの精度を活かしてクロスや縦パスで得点に絡むこと、守備で連動してボールを奪うことが自分がサイドハーフに置かれている意味だと考えた。自分の役割を理解してプレーをするとうまくいくようになった。
選手権前の県リーグvs九国Bの試合で点を決めることができた。試合後そのプレーを振り返ってみた。クロスが上がる前に相手の視野から消えることでフリーになれた。これは試合前にクロスが上がるときの入り方をイメージしていてそのイメージ通りにフリーでシュートが打てた結果だった。自分のイメージが得点に結びついて嬉しかった。
「選手権」
メンバーに入ることができ、迎えた初戦。スタメンに選ばれてチームの勝利に貢献しようと意気込んでいた。チームメイトや家族、学校の友達が試合前に応援の言葉をかけてくれた。初めての舞台で緊張とワクワクがあった。得点に関わるプレーを目標にしていたができなかった。シュートチャンスもあったが、決めきることができなかった。悔しい気持ちもあったが、高校に入学して初めての公式戦スタメンだったので自分にとっては大きな経験になった。
2回戦vs東福岡 0-6負け
この試合に出場することができず、ベンチから見ることしかできなかった。「悔しい」という言葉だけでは表せないほどの感情が込み上がってきた。チームとしても個人としてもとても悔しい結果になった。もうこんな悔しい思いはしたくない。この悔しさは絶対に忘れることなく、心に刻み、来年に繋げる。
選手権は悔しい結果になったが、まだプリンス参入戦が残っている。モチベーションの作り方も難しい中、力を貸してくれている3年生のため、そして自分たちのために勝って昇格したい。
大好きな先輩達と戦える最後の試合。今までたくさんのことを教わった、優しく、頼もしい先輩方に笑顔で引退してもらうため、悔いの残らないように練習から取り組んでいきたい。
絶対プリンスリーグ昇格しましょう!
長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました!
相田蒼太(あいだ そうた)
U-12所属:油山カメリアFC
U-15所属:CA.グランロッサ
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